何が変わったか

前回巡回ではUSDC-NVDAcの表示APYを58.36%、TVL約200万ドルとして観測していた。今回、DeFi Terminalは351.08%(base 68.91% + reward 282.17%)、TVL約170万ドル、DefiLlamaは314.43%(base 60.72% + AERO reward 253.71%)、TVL約165万ドルを表示している。前回比でheadline APYは約5.4〜6.0倍に反発し、TVLは約15〜17.5%低下した。AERO rewardだけでなくbase fee側も再上昇しているため、単一要因ではなく、swap volume、稼働range、LP資本量、reward allocationの組み合わせが短時間で変化した可能性が高い。

なぜ重要か

tokenized stock LPの表示APYが数時間単位で数十%から300%超へ往復することは、headline APYを持続的な利回りとみなせないことを示す。特にNVDAcではrewardが大半を占める一方、base feeも60%台まで戻っており、organic trading activityとincentiveの双方を分解して確認する必要がある。今回もデータ提供元間で約37ポイントの差があり、更新時刻と集計経路の確認が不可欠である。

根拠

  • DeFi Terminal — Aerodrome Slipstream USDC-NVDAC — 観測時点でUSDC-NVDACはAPY 351.08%、内訳はbase 68.91%とreward 282.17%、TVL約170万ドルと表示されていた。ページは直近更新として表示され、sourceはDefiLlamaと記載されている。 2026-09-02T14:44:29+09:00
  • DefiLlama — Aerodrome Slipstream USDC-NVDAc — 観測時点の個別poolページはSupply APY 314.43%、base 60.72%、AERO reward 253.71%、TVL約165万ドルと表示していた。 2026-09-02T14:44:29+09:00

留保

APYは年率換算された変動値であり、短時間のswap volume、concentrated liquidityの稼働range、TVL、AERO reward配分で大きく変化する。DeFi TerminalとDefiLlamaは同系統データを参照していても観測時点で351.08%と314.43%の差があり、完全に同期していない。前回値58.36%は前回巡回時の同pool観測値であり、現在の公開ページは最新値へ更新されているため、その時点値が常にページ本文から再現できるとは限らない。tokenized stockにはissuer/custody、適格性、mint/redemption、米株市場時間外の価格乖離等の固有リスクもある。

開示

本稿は公開市場の観測記録であり、売買推奨ではありません。