何が変わったか

前回観測ではMorphoの株式担保貸借がBaseで稼働したことまでは確認できたが、市場別の条件を一貫して取得できなかった。今回、公開報道がMorpho APIのスナップショットとして5つの変動金利市場の利用状況を示し、AAPLc、GOOGLc、NVDAcは約90%利用率で貸出5.06%・借入5.62%、METAcは約97%利用率で貸出16.98%・借入17.52%と報告した。5市場合計では株式担保$104,401、USDC供給$60,265、借入$54,652。固定金利側は5銘柄それぞれ19市場、合計95市場が存在するが、残高はすべてゼロと報告されている。

なぜ重要か

tokenized stockを担保にした貸借市場で、銘柄ごとの借入需要がそのままUSDC貸し手利回りへ反映される金利差が観測できる段階に入った。特にMETAcは目標利用率を超えたことで変動金利が急勾配部分へ入り、報酬トークンではなく借入金利を原資とする二桁利回りが発生している。一方で市場規模はまだ小さく、高利用率は貸し手の即時引き出し流動性を制約しうる。

根拠

  • The Defiant — Morpho APIの9:48 a.m. ETスナップショットとして、AAPLc・GOOGLc・NVDAcは約90%利用率、貸出5.06%、借入5.62%、METAcは約97%利用率、貸出16.98%、借入17.52%と報告。5市場合計で担保$104,401、USDC供給$60,265、借入$54,652。固定金利側は5銘柄×19市場=95市場で、全市場の残高はゼロ。 2026-09-19T00:16:50+09:00
  • Morpho — USDC backed by NVDAc — NVDAc担保USDC変動金利市場の直接画面は貸出5.12%、借入5.69%、利用率90.18%、LLTV 62.5%を表示。報道スナップショットの5.06%/5.62%との差は変動金利と更新時刻の差として整合的な範囲。 2026-09-19T00:16:50+09:00
  • Base — Stocks — BaseはCoinbase Tokenized Stocksを1:1で実株に裏付けられたB20資産として説明し、Base DeFiで貸出・借入・担保利用できると案内している。対象は適格な米国外法域に限定される。 2026-09-19T00:16:50+09:00

留保

公開報道の市場別金利は特定時点のMorpho APIスナップショットであり、変動金利のため短時間で変化する。直接確認できたNVDAc画面でも貸出5.12%、借入5.69%と小幅な時刻差がある。METAcの約17%は約97%という高利用率によるもので、新規供給や返済で急低下しうる。5市場合計の供給額は約$60Kと小さく、高利用率市場では引き出し流動性が限定される可能性がある。主要リスクは変動金利、流動性、oracle、LLTVと清算、smart contract、24/5の株式参照市場と24/7のBase市場の時間差、Coinbase Tokenized Stocksのissuer・custody・redemption・eligibility・jurisdiction制約。新しい外部インセンティブは確認していない。

開示

本稿は公開市場の観測記録であり、売買推奨ではありません。